24年パリ五輪マラソン日本代表候補



東洋大・相沢晃、旭化成入りへ…


スポーツ報知


 陸上の日本選手権5000メートル(6月27日)5位、1万メートル(5月19日)4位で、ともに学生トップだった東洋大相沢晃(4年)が来春、卒業後の進路先として旭化成に絞ったことが1日、分かった。多くの実業団から誘われた中で、宗茂・猛兄弟ら世界で活躍したマラソンランナーを輩出した旭化成で競技を続ける意思を固めたようだ。2020年東京五輪ラソン代表選考会(9月15日)に選手を送り込めなかった旭化成にとっては待望の新戦力となる。

 相沢はトラックよりもロードで抜群の強さを誇る。今年の箱根駅伝4区で区間新記録。全国都道府県対抗駅伝(1月20日)では最終7区で社会人選手に競り勝ち、区間賞を獲得。郷里の福島県を初優勝に導いた。東京五輪は1万メートルで出場を目指す。21年の米国ユージン世界陸上や24年のパリ五輪ではマラソン日本代表として期待されている。

 ◆相沢 晃(あいざわ・あきら)1997年7月18日、福島・須賀川市生まれ。21歳。長沼小3年から陸上を始める。2016年、学法石川高から東洋大に入学。今季は駅伝チームの主将を務める。箱根駅伝は2年2区3位、3年4区区間賞。自己ベストは5000メートル13分34秒94、1万メートルは28分17秒81。178センチ、62キロ。