砲丸投げ

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砲丸投げの練習について

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砲丸投の練習において工夫する場の設定は、砲丸の重さである。

スタンディングでの投げとグライドでの投げの時の砲丸の重さを変えるのである。

スタンディングでは助走スピードが無い分、体全体のバネを使って投げるため、正規の重さより、いくぶん重い鉄球を使用する。下半身の使い方を覚える。

一方グライドでの投げの時は、正規の重さより、いくぶん軽めの鉄球を使う。

これは、試合場でのスピードと投げる距離に近づけるためである。

すなわち、練習中でも、試合感覚で行うためである


中学男子であれば5kg、4.5kg、4.0kg、3.5kg、3.0kgの5種類の重さの鉄球を、その日の疲れ具合、練習のねらいに応じて使い分ける。

中学女子であれば、3.5kg、3.0kg、2.72kg、2.5kg、2.2kgの5種類の鉄球を用意する。

次に、場の設定とは違うが、砲丸投げで注意することは、投げのリズムである。


グライドはゆっくり、投げは速くのリズムで投げることが大切である。

多くの選手は、グライドは速く、投げはゆっくりの逆のリズムになっている。

グライドを速くする練習を多くやっているのを見かけるが、走り高跳びの助走を全力疾走しているのと同じことである。

砲丸投げでの助走スピードを上げればあげるほど、体さばきが難しくなって、失速してしまっている。