佐伯で合宿中の東海大

箱根〝王者〟が陸上教室 佐伯で合宿中の東海大大分県

東海大陸上競技部の陸上教室で小中高生らを指導する鶴崎工高出身の佐藤俊輔選手(手前左端)=2日、佐伯市陸上競技
 佐伯市で合宿を張る東海大陸上競技部の選手らが2日、同市長良の市営陸上競技場で陸上教室を開いた。1月の東京箱根間往復大学駅伝で初の総合優勝を飾ったV戦士も参加し、市内の小中高生ら約180人を指導した。
 両角速(もろずみ・はやし)・駅伝監督が「楽しく汗を流しましょう」とあいさつ。箱根駅伝8区で区間新を出して最優秀選手となった小松陽平選手(4年)や、鶴崎工高出身の佐藤俊輔選手(1年)ら約20人が、体の動きを良くするストレッチなどを丁寧に説明した。体幹の鍛え方や負担の少ない走法なども解説。選手と子どもたちがチームを組み、リレーなども楽しんだ。


 参加した佐伯豊南高陸上部の飛弾光星主将(18)は「普段の生活でも背筋を伸ばして姿勢を良くしておくことが競技で役に立つと教わった。明るい選手ばかりで楽しく練習できた」と笑顔。練習後、監督や選手から帽子にサインをしてもらった渡町台小5年の岩本羽未(うみ)さん(10)は「来年の箱根駅伝も頑張ってほしい」とエールを送った。

 合宿は市教委の誘致で初めて実現。選手らは1日に県入りし、同競技場を拠点に5日まで練習をする。一部の選手は、4日に宮崎県延岡市である長距離陸上大会「ゴールデンゲームズinのべおか」に出場する予定。