危険な薬の飲み方とは!?

絶対にやってはいけない
危険な薬の飲み方とは!?
なぜ水で薬を飲まなければならないのか?
 ...
 
 
■ 薬の飲み合わせには危険がいっぱい!
 
 
ここ最近人々の間では薬に対する抵抗感が薄らいでいます。それだけ薬が信頼されている証拠でもあるのですが、殘念ながら薬は万能ではありません。昔の人が言うように薬は飲み方によっては毒にもなります。
 
 
実際に薬は正しい方法で飲まないと命が危険にさらされることもあります。薬の組み合わせだけでなく、食べ物や飲み物との組み合わせにも注意しなければなりません。ちなみに、お薬(錠剤、カプセル、粉薬)を飲むときは、「水かぬるま湯で飲む」ことが基本です。
 
 
しかし、人によっては、すぐそばにある飲み物(コーヒーやお茶など)で済ませてしまうケースが少なくありません。水やぬるま湯以外の飲み物で薬を飲んでしまうと、薬本来の作用が低下するだけでなく、毒になる可能性すらあります。
 
 
 
『 薬を薬だけで飲むのも問題です!』
 
 
また、薬だけで飲んでしまうのも問題です。薬が胃に運ばれる前に喉や食道にひっかかってしまうケースが少なくありません。それが原因で粘膜を傷つけてしまうこともよくあります。
 
 
薬単体でみれば何でもなくても、薬と薬の飲み合わせ、もしくは薬と食品の食べ合わせによっては、明らかに悪い影響をおよぼす組み合わせがあるので正しい知識が必要です。ということで、今回は体に良くない薬の飲み合わせについてまとめさせて頂きました。
 
 
 
 
 
■ 危険すぎる薬の飲み合わせ
 
 
(1)コーヒーや紅茶などカフェインが含まれている飲み物
 
 
カフェインが多く含まれているコーヒーなどの飲み物は頭痛薬などとの相性が最悪です。
 
 
突然心拍数が上がることで動悸が激しくなったり、気分落ち着かずにイライラしてしまうケースも少なくありません。また、全身に湿疹が生じるケースも見られます。
 
 
カフェインが多く含まれている飲み物には尿酸の排泄を阻害しますので、痛風治療薬のが本来もつ作用を著しく悪化してしまうので、絶対に避けなければなりません。
 
 
 
 
(2)炭酸系の飲み物
 
 
風邪薬の中にはアスピリンが配合されているものが少なくないわけですが、これらはコーラなどの炭酸飲料に含まれる炭酸ガスによって胃の状態が酸性に傾きます。
 
 
このため、薬の効果が著しく低下します。胃が弱っている風邪気味のときは炭酸飲料を飲むのは控えて下さい。ましてや薬を炭酸飲料で飲むのは危険すぎます。
 
 
 
 
(3)牛乳
 
 
結構年配の方に牛乳で薬を飲まれる方が少なくありません。牛乳は体にいいからもっと薬の効果が良くなるといった勝手な思い込みがそうさせてしまうのでしょう。
 
 
しかし、牛乳にはカルシウムが豊富に含まれており、このカルシウムが薬との相性が最悪なんです。薬の成分のほとんどがカルシウムによって体内に吸収されにくくなります。
 
 
このため、薬本来の働きが期待できなくなるばかりか、カルシウムの摂取量がおちるので、牛乳で薬を飲むのはこうした理由から一切オススメできません。
 
 
 
 
(4)グレープフレーツ
 
 
グレープフレーツは消化管にある薬物代謝酵素の働きを低下させてしまうので、グレープフルーツを食べて薬を飲んでしまうと酵素の働きが低下するため、逆に薬が効きすぎてしまう可能性があります。
 
 
最悪の場合、薬が効きすぎて血圧が一気に下がってしまう可能性があるのでご注意下さい。
 
 
 
 
(5)お酒は絶対にダメ!
 
 
薬との相性が最も最悪な組み合わせは「お酒」です。薬とお酒の組み合わせは本当に命にかかわる可能性が高いです。ビールなら大丈夫とかそういった問題ではありません。
 
 
人間の体には本来アルコールを分解する酵素が肝臓にあります。実はこれらの酵素が薬の成分を有害な物質に変化させてしまう危険性が高いのです。
 
 
 
意識障害の危険性も! 』
 
 
アルコールを飲んでいるときに薬を飲むと肝臓が持つ解毒作用の働きが低下擦る関係で薬がもつ効果が高まり、「意識障害」を起こす可能性が一気に高まります。
 
 
精神安定剤睡眠薬を長期間にわたって服用されている方の中には薬の効きが悪いからといって、お酒を飲まれるケースが少なくありません。大変危険な行為です。
 
 
 
 
■ 薬を服用するさいの注意点!
 
 
市販薬を購入して服用擦る場合は必ず使用上の注意を一読してください。何か問題があって裁判を起こしたとしても、使用上の注意を読んでいなければ高い確率で棄却されます。
 
 
使用上の注意をきちんと読めば一緒に服用してはいけない薬や食べ物、飲み物が明記されていますので、面倒でも必ず薬を服用擦る前に読んで確認してください。
 
 
医師から処方された薬を服用する場合は、医師、看護師、薬剤師から薬の服用についてきちんと説明されるので、しっかり守ってください。