「99%だめ あと1%あるやん」

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「99%だめ あと1%あるやん」
 
 
辰吉丈一郎
 
 
 
この名言は、今からちょうど20年前の夏、同時無敗の世界王者、シリモンコン選手への挑戦が決まったときの言葉です。
 
 
このとき、辰吉選手は網膜剥離というアクシデントに見舞われ、何とか復帰したものの世界戦で5連敗中、JBCからも何度か引退勧告がなされていました。
 
 
もう辰吉は終わったと、誰もが過去の人と思っていました。そうして決まった次の挑戦相手は、無敗街道を突き進む、辰吉選手よりも7歳も若い怪物王者、前評判では辰吉選手が圧倒的不利、絶対に勝てないだろうと言われていました。
 
 
そう、「99%勝てない」と。メディア、ボクシングファン、みんながだれともなく、当時そう言ってました。
 
 
その声に対し辰吉選手は、こう言い返しました。「あと1%あるやん」と、そして見事シリモンコン選手を打ち破ったのです。