欧州遠征中の桐生…。

桐生祥秀、追い風1・9mも10秒17で6着



<陸上:ジュライ記念>◇18日
ハンガリー・セーケシュフェヘールバール

 リオデジャネイロ五輪の男子100メートル代表、桐生祥秀(20=東洋大)が18日(日本時間19日)ハンガリー・セーケシュフェヘールバールで行われたジュライ記念に出場した。欧州遠征2戦目で、五輪前最後のレースとなった試合は追い風1・9メートルで10秒17の6位だった。同組には前世界記録保持者アサファ・パウエル(33=ジャマイカ)ら9秒台の選手5人が集結。五輪準決勝級といえるトップスプリンターたちに、真っ向勝負で挑んだ。

【写真】桐生祥秀「これでは準決勝落ち」最終盤の重要性痛感

 桐生は15日にスウェーデンでイエーテボリ・グランプリに出場。予選は10秒20で1着通過したが、決勝は終盤に逆転を許して、10秒34の4位に終わった。「これでは(五輪の)準決勝落ちです」と悔しさをあらわにしていた。

 今遠征では2大会合計3レースに出場した。海外での貴重な経験を積んで、今後は初出場となる五輪本番に向かう。