駅伝練習 タスキの受け渡し

タスキの渡し方・受け取り方

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併走状態でタスキ渡し!
 
その具体的な渡し方・受け取り方ですがリレーのバトン中継ほどではないにしても多少のコツがあります。

もっともおかしがちなのが、前走者が次走者の逆サイドに駆け込んで、次走者の背中側に入ってしまうこと。細かく説明すると、一般的に次走者は、前走者が20mくらい近づくまでは前走者に向かって正対して手を振ったり声援を送ったりすることが多いのです。前走者が近づくと次走者はスタートが切れるように、半身に構えます。

この時、右足が後、左足が前の半身の構えだとして、前走者が右側に駆け込んでくれればいいのですが、前走者も最後はラストスパートでただただ必死で余裕がないと、どちらに駆け込むかなどということは考えず、とりあえず近いと思われる方に無意識に舵をとります。それが次走者の左側だと半身の体の後側になってしまいます。これではタスキが受け取りにくいですし、ムリに体を捻って受け取ろうとするとタスキを落としたり転倒する原因になります。

なんでもないことのようですが、これは、リレーでバトンパスの練習をするように、タスキ渡しの練習でお互いに確認しておきましょう。いいのは、あわてずに併走して受け渡しすることです。これなら万一反対側に駆け込んでしまっても安全に受け渡せるでしょう。

次にタスキをどのようにして渡すかです。前走者はラストスパートのために、タスキを外すと丸めて持つことが多いと思います。これをまるめたまま渡すのは、次走者が受け取りにくく落とす原因にもなります。これは、駅伝のテレビ中継でもよく見るようにタスキを伸ばして受け取りやすくしてやりましょう。