肩こりを解消するストレッチ

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【肩こりを解消するストレッチを紹介します。】

東洋医学の診療所を受診される女性は肩こりの患者さんが一位で
腰痛が二位です。
男性は腰痛が一位で肩こりが二位です。

厚生労働省の「国民健康意識調査」でも
同じような結果が発表されています。

もはや肩こりと腰痛は
現代社会の国民病といっても過言ではないでしょうか。

その原因は他の病気に比べると関心が低いせいかもしれません。
しかし肩こりも侮ってはいけません
。他の重い病気が原因で肩こりになっていることもあります。

まずそのことから紹介して
その後で自己ケアの方法を紹介しましょう。


◆吐き気を伴う肩こりの対処法
肩こりがひどく、吐き気が続くときは
肩こりが原因だと決めつけて考えないでください。

肩こりの原因は
はっきりしないが、肩がこるという症状があるときは
原因がどこかに隠れていると考えたほうが良いと思います。
肩こりの中には他の病気が潜んでいることがあります。

肩こりの原因は
整形外科以外にも精神科、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、眼科
脳神経外科、婦人科、内科など多くの科で見つかることも稀ではありません。


◆肩こりのもう一つの問題です
長く続く吐き気や嘔吐の原因となる病気には
次のようなものがあります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍
ピロリ菌や痛み止めの薬の使いすぎなどが原因となり
胃潰瘍や十二指腸潰瘍が起こる事があります。

吐き気の他に胃もたれ、胸やけ、みぞおちの痛みなどの
症状が代表的です。

胃がん
胃がんは、胃にできる悪性腫瘍です。
胃がんのリスクを上昇させる原因として

ピロリ菌に感染していること
喫煙、野菜や果物の摂取不足など自覚症状として、
胃やみぞおちの痛みや不快感、胸やけや食欲低下が多いとされています。


東洋医学には「内臓反射の原理」という考えがあります。
病気を発症している臓器のある場所から離れた体の一部に
痛みが出る場合に使われます。
心筋梗塞、胆石症などでは、肩に疼痛やしこりが現れます。
ただ「肩がこる」と思っていたら、
それが他の病気の症状の一部ということもあり得るわけです。




◆デスクワークの人に多い肩こりの予防と解消法
・肩こりの患者さんのは職業はデスクワークの人が圧倒的です。

今、あなたが使っているパソコンは机の上に直接置かれていません?
・パソコンを今の位置から最低でも15センチくらい高いところに置いてください。
パソコンの画面を見るあなたの目線とパソコンの画面が
ほぼ水平になるようにしてください。

その高さでキーボードが使いにくいときは、
キーボードを本体から外してください。
現状のままでは、パソコンの画面を見るとき
うつむき加減になり首が前に倒れています。


現状のままパソコンを使っていると
首が4キロから5キロもある頭を無理をして支えているので
肩を支えている僧帽筋まで絶えず緊張しています。

このことが肩こりの原因の大きな要因です。

・また肩こりだけではなく頭痛の原因の眼精疲労の防止のためにも
 正しくパソコンをセットしてください。


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◆前に倒れすぎている首を正常に戻す矯正法を紹介しましょう。
・用意するもの: 缶コーヒーの空き缶を二個。

その空き缶をガムテープで縦長に繋ぎます。
それをタオルで包んで、首のくびれに枕のように置きます。

・正常な首のくびれは、前屈みでもなく、垂直でもありません。
あなたの人差し指の長さだけくびれています。
缶コーヒーの空き缶の高さが最適です。
それより太くても細くてもいけません。

・お風呂の後、その手づくりの「首枕」を
首に当てて首を左右に傾けたり、顎を引いたり、上げたりして
首の柔軟運動をしてください。

注意することは首は静かに動かすことです。

・首を支えている筋肉と肩と腕を支えている僧帽筋
 つながっているので
 首が正常になれば僧帽筋の緊張が緩和されて
 肩こりの緩和になります。

◆次は仕事の合間にできるエクササイズを紹介します。。
1)椅子に腰を掛けたまま、両腕はわき腹にそってダラリと下げておきます。
2)両腕全体に力を入れて、鼻から息を吸いながら、肩先が耳に着くまでせり上げていきます。
3)肩先が耳についたら、そこで2秒ほど静止します。
今度は鼻からゆっくりと息を吐きながら両腕を脱力してストンと下ろします。
4)上げるときは両腕を緊張させて、下げるときは緩和します。これを10回位繰り返してください。

 続いて次のエクササイズをしてください。
・イラスト「首のこり」を参照してください。


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 イラストのように指先を頸椎の際に当てて固定し
 固定した反対側に首を傾けます。
 首を左右に倒す運動を10回位してください。


・次は両手の指を組み、組んだまま頭上に手を差し上げます。
 そこから左右に両手を少し傾けます。
 10回位繰り返してください。




・イラスト「リンパ節の刺激」を参照してください。


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 イラストのように手は頭の上に乗せて
 脇の下のリンパ節を軽く揉んで刺激します。
 首から腕のまわりの血液がきれいになり肩こりが解消されやすくなります。






◆肩こりが原因の頭痛の予防と解消法を紹介しましょう。
・イラスト「眼精疲労」を参照してください。
頭痛の大きな原因の一つは目の疲れです。
イラストで親指を当てているところは
首(頸椎)の両脇の髪の生え際で少しへこんでいるところです。
親指の腹で軽くグリグリと刺激してください。






まとめ
その日の疲れはその日に解消してください。
肩がこったなと感じた時や
頭が重いなと感じるようになったときは
症状が進んでいます。
毎日のケアがとても大事なことです。