14年ぶり2冠のサニブラウン

「もうちょと疲労がなかったら、もっといいタイムが出たかもしれない」



 ◆陸上 日本選手権 最終日(25日、大阪・ヤンマースタジアム長居
 男子200メートル決勝で、15年世界ユース選手権短距離2冠のサニブラウン・ハキーム(18)=東京陸協=が自己ベストの20秒32で優勝し、24日の100メートルに続く2冠を達成、17年ロンドン世界陸上代表に内定した。03年の末続慎吾以来となる日本選手権2冠となった。

 サニブラウン・ハキ―ムは「この2日間、疲労がたまって、レース前は大変だったんですけど」と明かし、「前半のうちにスピードに乗れて、ぼちぼち調子も上がってきたので」と苦しい中、踏ん張ったことを強調。さらに「もうちょと疲労がなかったら、もっといいタイムが出たかもしれない」と堂々と言ってのけた。14年ぶり快挙で、2種目で世界に挑む。