リオ五輪逆転選出狙う

川内が一般参加でエントリー びわ湖毎日マラソン 


 
日本陸上競技連盟は16日、男子マラソンリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねたびわ湖毎日マラソン(3月6日、皇子山陸上競技場発着)のエントリー選手を発表した。

国内招待選手には昨年の世界選手権代表の前田和浩九電工)、ロンドン五輪代表の中本健太郎安川電機)、山本亮(SGHグループ)が名を連ねた。エントリーしていた藤原正和(ホンダ)は怪我のため、欠場となった。

 昨年12月の福岡国際マラソンで8位に終わり、五輪代表が遠のいた川内優輝(埼玉県庁)は一般参加でエントリー。陸連の派遣設定記録2時間6分30秒を突破すれば、逆転選出の可能性がある。

 昨年12月の福岡国際で、川内は10キロ手前で左足ふくらはぎがしびれ集団から脱落。過去に同じレースを走った選手が足をけいれんした時には「調整不足だなと思っていた」というが、同じ事が自身にも降りかかり「天罰だなと思う」と、自嘲気味に話していた。レース後には「今は何も考えられない」とつぶやいていたが、最後のチャンスにかける。