箱根駅伝・復路スタート

青山学院大完全優勝なるか!? シード権争いもし烈



第92回東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)の復路が3日、箱根・芦ノ湖から東京・大手町の読売新聞社前までの5区間109.6キロで行われる。

 2日の往路では、青山学院大が1区からトップを譲らず、2年連続の往路優勝。故障明けで万全ではなかった“3代目・山の神”神野大地も、5区を区間2位で駆け上り盤石のレース運びだった。復路には“4本柱”の一角を担う7区の小椋裕介を中心に、力のあるランナーがずらりと並ぶ。総合連覇に向けて視界良好だ。

 3分4秒遅れで追う2位の東洋大は、今季急成長の口町亮と櫻岡駿をそれぞれ6区と7区に配置。レース前半で青山学院大の背中をとらえられれば、逆転優勝への望みもつながる。3位の駒澤大は、当日メンバー変更での起用が予想される馬場翔大の配置が鍵を握る。

 一方、上位10チームに与えられるシード権争いにも注目が集まる。10位・拓殖大と11位の城西大がタイム差がなく、12位の初出場・東京国際大以下も接戦。最後まで見逃せない戦いとなりそうだ。


速報

往路を制した青学大・小野田勇次(1年)が午前8時、芦ノ湖をスタートした。2位の東洋大は口町亮(3年)が3分4秒差で飛び出した。

 2年連続で往路を制した青学大は8区を池田生成(3年)から下田裕太(3年)に、10区を茂木亮太(3年)を渡辺利典(4年)に、それぞれ、当日変更した。

 前回5区で大ブレーキした駒大の馬場翔大(4年)は井上拳太朗(4年)に代わり、8区に出場する。前回6区区間賞を獲得した早大は三浦雅裕(4年)が外れ、佐藤淳(3年)が入った。関東学生連合は変更なしで注目された補欠登録の東大1年生、近藤秀一は出場しない。