<全国高校駅伝>

公式ロゴマーク 鉢巻きモチーフに力強く

   

 
冬の都大路の風物詩として定着した全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)が京都開催となって50年目。男子第66回、女子第27回を迎える12月20日の大会に男女各59校が出場することになった。女子は過去最多、男子も第10回大会(1959年)の61校に次ぐ多さとなる。

 都道府県予選優勝の47校に加え、5年ごとの記念大会に出場していた11地区代表が男女とも出場。さらに、今年限定で開催地の京都のみ2校出場とする。ただし、近畿地区の代表は京都以外の府県を対象とし、京都から3校出場はない。

 新たに作成された公式ロゴマークは選手らがレース時に締めている鉢巻きをモチーフに、赤と黒という力強い色の組み合わせで高校生らしいエネルギッシュさを表現。今後、ポスターやプログラムなどに幅広く使用される。

 大会実行委員会が4、5月に京都府内の大学・大学院生を対象にデザインを公募。寄せられた31点の中から選んだ。作者の京都工芸繊維大大学院2年、ウォルン・エミリー・麗さんは「京都の和のイメージがデザインコンセプトの一つ。高校駅伝と京都の街の歴史やつながりを意識するきっかけになれば」としている。