★隠れ脱水に気付くためのチェック4項目★

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今まさに太陽がギラギラと照りつける
夏のど真ん中。

今回は、『かくれ脱水』について学びましょう。


お話は、
神奈川県立保健福祉大学大学院看護領域臨床教授
谷口英喜先生です。





◆隠れ脱水に気付くためのチェック4項目

❶握手してみる・・・・・手が冷たければ疑わしい

「脱水状態になると血液は生きていく上で重要な臓器に集まります。
そのため、手足には血液が行かず冷たくなります。」



❷舌を見せてもらう・・・・乾いていたら疑わしい

「脱水状態になると口の中のつばが減少し
舌の表面も乾いて来ます。」



❸皮膚をつまんでみる・・・・皮膚がつままれた形から
              3秒以上戻らなかったら疑わしい

「皮膚には、水分がたくさん含まれていて弾力がありますが
脱水状態では水分が減り、弾力もなくなります。」




❹親指の先を押してみる・・・・赤みが戻るまでに3秒以上かかると疑わしい

「指先は血管が細いので変化が出やすい部分です」



熱中症、脱水状態になったら?
スポーツドリンクよりも経口補水液

経口補水液とは、水と塩分と糖質をバランスよく含んだ飲料で
体への速やかな吸収に優れています。

脱水状態になってしまったときは
スポーツドリンクよりも体にみずと電解質が吸収されやすい
経口補水液が適しています。



◆脱水症の対策3原則

❶規則正しい食生活
「規則正しい生活を送り、十分な睡眠時間を確保。
1日に必要な水分の4割は食事から補給しているため
朝昼晩の食事は色の食材が並ぶよう
バランス良く頂きましょう。



❷暑熱環境を避ける
日陰のない街中では、日射以外にビルの壁面、路面からも
熱を多く受けてしまいます。
外出時は肌の露出に十分注意して下さい。
特に太い血管がある首はその影響が大きくなるので気を付けましょう」


❸小まめな水分補給
1.体から出る水分・・・代射水、食べ物の水分、飲料水
2.体から出る水分・・・尿、便、汗

「体に入ってくる水分と体から出ていく水分のバランスを
崩さないことが大事。
1日8回を目安にアルコール飲料以外のもので
水分を補給して下さい。

昼間は、最低でも、2時間おきに水分補給を!