猫背矯正法

悪い姿勢や偏った動作を続けることでついた“体のクセ”は『筋膜』をよじれさせ、
肩こりや腰痛、太りやすい体質を招きます
さらに、顔のたるみやシワも助長するので要注意です
まずはあなたの日々の姿勢をチェックすることから始めましょう


イメージ 1


自分でできる“筋膜リリース”『猫背矯正法』】


二重あごやほうれい線、バストや背中・・・
 猫背の人は全身たるんで老けていく!

筋膜は、体をボディスーツのようにすっぽりと包み込んで、
筋肉のスムーズな動きをサポートしています


しかし、悪い姿勢や偏った動作を続けていると、体の一部に不必要な負担が加わり、
姿勢も非対称になって筋膜がキュッとよじれて戻りにくくなります


筋膜がよじれた部分では、深筋膜や筋外膜にあるコラーゲンやエラスチンを包み込む
サラサラの水溶液(基質)が、ゼラチンのように粘っこくなり、
筋膜がスムーズに動かせなくなります


同時に筋膜の上にある筋肉も動きにくくなり、
「痛みやコリ」「柔軟性の低下」など、さまざまな支障が生じます


悪い姿勢が常態化すると、筋膜の上にピッタリくっついている皮膚が
引き伸ばされることで、たるみが生じます
また、よじれた筋膜は、血液やリンパ液の流れを阻むため、
「むくみ太り」の原因にもなってしまいます
こうした症状を引き起こす姿勢の代表が『猫背』なのです


イメージ 2



下を向いてスマホをチェックする

イメージ 3


アイロンがけも猫背の前傾姿勢




イメージ 4猫背が原因の頑固なたるみは、筋膜リリースで元から断ってリフトアップ
 筋膜はがしは絶対NG!


背中が丸くなり、あごが体の前側に突き出る猫背は、
顔全体の皮膚と筋肉に「下方向に引っ張る力」を生じさせてたるみを加速させます
さらに、あごから首にかけての皮膚も不自然に引き伸ばされるため、
首のシワがくっきり刻まれる原因になります


日々に猫背によってよじれて煮こごりのようになった筋膜も、
ゆっくり伸ばすことで引き伸ばすことでほぐれていきます
これが『筋膜リリース』です


特定の筋肉を一定の方向に伸ばすストレッチとは違い、
筋膜リリースは様々な方向へ解きほぐすのが基本です
全身の筋膜に働きかけることで、たるみを根本から解消します


注意することとして、民間療法の『筋膜はがし』があります
筋膜を傷つけて、機能以上をさらに悪化させてしまうことがありますので、
絶対にしないでください


筋膜リリースの目的は、コラーゲン繊維とエラスチン繊維が一部に寄り集まった
状態(高密度化)を解きほぐすことにあります


粘度が増した筋膜の基質を、サラサラな状態に変化させるために、
無理な力を加えるのは逆効果です


穏やかで気持ちいいくらいの伸張によって、『筋膜リリース』をしていくと、
最初の10秒ほどはエラスチン繊維が伸ばされますが、
これはコラーゲン繊維が動きを制限しているためです
ここからが本当のリリースとなります


このままの姿勢をキープして、90秒から3分くらい待つと、
コラーゲンの繊維の制限が解除され、筋膜のよじれがほぐれていくのです



その効果は速効性が有り、1回だけでも血流がUPするため、
顔色が明るくなり、むくみや凝り固まった筋膜をほぐして、
リフトアップを目指しましょう




イメージ 5猫背がたるむ理由




イメージ 6




猫背であごが出ることで、首の前の皮膚が引っ張られる
        ↓
頰から下部分の皮膚と筋肉に「下へ下へ」という力が加わる
        ↓
      顔がたるむ
        ↓
猫背姿勢が長時間続くと、たるみがますます定着
        ↓
      口角が落ちる
      ほうれい線が刻まれる
      輪郭がぼやける