五輪「一緒に見たかった」

小出さんに感謝、有森さんら

   
共同通信

 
陸上女子長距離の名指導者だった小出義雄さんが24日に死去したことを受け、世界の舞台で戦った教え子は感謝の念を示した。1992年バルセロナ、96年アトランタ両五輪の女子マラソンでメダルを獲得した有森裕子さんは東京都内で取材に応じ、言葉に詰まりながら「あの(近年の)体調で監督らしく頑張ったな」と闘病をねぎらった。東京五輪を翌年に控えての別れに「一緒に見たかった」と目を赤くした。

 2000年シドニー五輪金メダルの高橋尚子さんはマネジメント会社を通じ「今の自分があるのも小出監督のおかげ」とした。

 97年世界選手権優勝の鈴木博美さんも感謝のコメントを出した。