キクラゲ シナ竹 けっこう美味しい
【キクラゲの健康的な食べ方・効果】
子供の頃
初めて赤い円卓がまわる本格的な
中華料理の店に連れて行ってもらった時のことです。
八宝菜の中の黒くてプヨプヨしているこれは何?
口に入れても特に美味しいわけでもなく
コリコリした不思議な食べ物でした。
「それは栄養があるから食べなさい」と大人たち。
後でわかったのですが
中国では「木耳」や「銀耳」という名の
漢方薬として売られているそうです。
かの有名な世界三大美女の一人
「楊貴妃」が好んで食べていたとか・・・白キクラゲの方ですが。
黒キクラゲと白キクラゲの違いは
色のほかに何かあるのでしょうか?
それぞれの特色や健康的で
効果的な食べ方について調べてみることにしました。
◆黒キクラゲの特色と食べ方
◎特色
➊ ダイエット効果・・低カロリ(100g13kcal)です。
食感がコリコリしていることで
よく噛んで食べることにつながり、唾液が出て消化を促します。
食物繊維が豊富(キノコ類の中で1番)で
しかも不溶性食物繊維なので腸内の善玉菌のえさとなり
腸内環境が整えられ、便通もよくなり
ダイエット効果が期待できます。
❷貧血予防
鉄・カリウム・葉酸などが含まれているため、女性に多い貧血予防につながります。
❸美肌効果
ビタミンB2は肌に栄養を与えます。
❹骨粗鬆(しょう)症の予防
カルシウムやビタミンDが含まれているので骨が丈夫になります。
特にビタミンDは含有量が非常に多いことと
脂溶性であるので油との相性がとても良く炒め物に向いています。
◎調理法のおススメは《炒め物》!
炒め物の中でも、やはり「八宝菜」が特におススメです。
「食の五色」といわれている[黒・赤・緑・白・黄]を毎日の食事の中で摂れば
自然と健康的に元気になれるというものです。
八宝菜は、[豚肉、イカ、エビ、人参、ピーマン、白菜、ウズラの卵
そして黒キクラゲ]が一般的な材料です。
まさに「食の五色」がそろいましたね。
最近では、ネット販売で
「乾燥キクラゲ(熊本産)20g500円」で簡単に手に入ります。
戻し方は、
ぬるま湯に20~30分程度浸し、流水で汚れを取って」使ってください。
栄養満点の美味しい八宝菜ができますよ。
◆白キクラゲの特色と食べ方
◎特色
楊貴妃が愛した白キクラゲの秘密は何だったのでしょうか?
➊アンチエイジング(免疫力を高める)
白キクラゲは漢方では「銀耳」と呼ばれ
強い滋養効果を持ち内臓や脳を活性化させる効果があります。
抗がん作用、抗潰瘍作用、抗老衰作用が
アンチエイジング効果を高めていきます。
まさに不老長寿の薬として重宝されていたそうです。
そのことを知っていた楊貴妃は本当にすごいですね。
❷美肌効果
白キクラゲだけに含まれている
「白キクラゲ多糖体」と呼ばれている成分は
ヒアルロン酸を越える保水力があるそうです。
肌の潤いを保つことから
乾燥肌の予防やシワ・シミ対策の効果があります。
❸ダイエット効果
水溶性の食物繊維を多く含んでいるため
便を柔らかくする効果があります。
ただ、健康やダイエットのためでも食べ過ぎると
お腹が緩くなりすぎるので注意しましょう。
また、反対に繊維質を多くとりすぎることで
腸内の便の水分を吸収してしまうために
便秘になることもあるそうですよ。
◎調理法《サラダ・デザートなど》
昔は野生のものしかなく
高級食材として珍重され高額でしたが
最近では、これもネット通販で簡単に購入できます。
【参考】
乾燥白キクラゲ(中国産)150g598円
白キクラゲパウダー30g698円
戻し方は
「水で30分くらい浸して戻し
流水でしっかりもみ洗いをして汚れを取ってください。
ここがポイントです!」
「さらに、5分ほどさらしてから
熱湯でさっと湯通ししてください。」
野菜サラダやフルーツのデザートに
トッピングしてみてください。
パウダーの方は
スープやサラダに振りかけるだけなのですぐに使えて便利です。
一番大事なことは、キクラゲは生食はできません
必ず、炒めるか湯通しをしてくださいね。
◆恐るべき「きのこパワー」を後世に!
いかがでしたか?
このキクラゲも
きのこの一種ということを最近知ったのですが
漢方にもなる万能薬です。
さらに美容と健康には欠かせないものだ
ということもわかりました。
やはり
自然のものを日常的に摂りながら
健康生活をおくりたいですね。
先人が様々な試行錯誤を繰り返しながら
私たちに伝えてくれた知恵を
さらに生かしながら
その恩恵を次世代に伝えていきたいですね。