富士山女子駅伝

名城大が大会新で初優勝

   
サンケイスポーツ
<最終順位>
(1)名城大 2時間22分50秒(大会新)
(2)大東大 2時間24分19秒
(3)立命大 2時間25分22秒
(4)全日本大学選抜 2時間26分54秒
(5)京産大 2時間26分59秒
(6)東農大 2時間27分47秒
(7)日体大 2時間28分1秒
(8)大阪学院大 2時間28分2秒




 
師走の富士山麓を駆け抜ける「富士山駅伝(日本大学女子選抜駅伝)」は30日、静岡県富士宮市富士山本宮浅間大社前をスタートし、富士市の富士総合公園陸上競技場をゴールとする7区間43.4キロに22チームが参加して行われ、10月の全日本大学女子駅伝杜の都駅伝)で2連覇した名城大が2時間23分46秒の大会新記録で初優勝を果たした。杜の都で2位の大東大が2位。前年優勝の立命大は3位で、連覇は5で止まった。

 1区(4.1キロ)では、大学長距離界の上位選手を集めた全日本学生選抜の佐野英里佳(拓大2年)が、名城大・青木和(4年)とのラストスパート勝負を制して区間賞。さらに全日本学生選抜は2区(6.8キロ)でも五島莉乃(中大3年)が20分50秒の区間新記録をマークして差を広げた。

 4区(4.4キロ)に入ると、地元・静岡出身の名城大・松浦佳南(4年)、さらに立命大・松本美咲(2年)が全日本学生選抜を抜いて前へ。エース区間の5区へ、1位・名城大は2位・立命大と22秒でつないだ。

 エース区間の5区(10.5キロ)では、6位でたすきを受けた学生ナンバーワンランナーの大東大関谷夏希(3年)が猛追。

4キロ過ぎに3位に浮上する。一方、13番手でたすきを受けた京都産大・棚池穂乃香(4年)は9人抜きで4位へ浮上。

しかしトップの名城大・加世田梨花(2年)は関谷と同タイムで快走。2位の立命大に1分3秒差でたすきをつないだ。
区間賞は34分43秒で加世田と関谷。棚池は1秒遅れの区間位だった。

 6区(6キロ)を終えて、名城大は2位の立命大との差を1分45秒まで開く。3位の大東大までは2分11秒差。山上りの最終7区(8.3キロ)で、名城大・高松智美ムセンビ大東大・鈴木優花との1年生エース対決が始まる。

 単独走で淡々とタイムを刻む高松。一方、鈴木は早くも2キロ手前で、昨年女王の立命大でアンカーとして区間賞をマークした真部亜樹(3年)をかわす。猛追するも、高松も速いペースで走り、そのままゴール。鈴木は、トラック1周分の遅れでゴールした。