9秒台狙う

桐生「記録出やすいイメージ」織田記念で



 
陸上の織田記念国際(29日、エディオンスタジアム広島)に参戦する有力選手が28日、試合会場で会見。

 日本初の100メートル9秒台突入を目指す桐生祥秀(21)=東洋大=は「記録が出やすいイメージがある。(13年に)この大会で(10秒)01を出してから陸上人生は変わったと思うので、また明日ここで(9秒台が)出たら良いなという気持ちは大きい」と笑顔。洛南高3年生だった4年前、日本歴代2位の10秒01をマークして周囲の度肝を抜いた快走の再現を誓った。

 今季は初戦のサマー・オブ・アスレティクス(3月11日、オーストラリア)で10秒04(追い風1・4メートル)をマーク。国内初戦の出雲陸上(23日)では、向かい風0・5メートルの不利な条件下で10秒08を出した。「夏へ徐々に上げていく感じなので、このままタイムを上げて自己ベストを更新したい」。東洋大土江寛裕コーチ(42)も「色々な条件で記録が出せていて、(走力の)ベースラインが上がっている。リラックスした感じもあり、自信があるのかなという印象を受ける」と期待していた。