Womens 4 x 400m Relay Final


日本競馬史に名を刻む「ディープインパクト」。2005年に史上6頭目の三冠を達成したことはご存知の通り。種牡馬としても優れた遺伝子を伝える名馬である。その特徴は周囲が止まって見える豪脚。まさに「ごぼう抜き」という表現がピッタリのラストスパートであった。

あの衝撃から約10年……先日海外で行われた陸上の試合でディープインパクト級のラストスパートが炸裂していたのでご報告したい。「世紀のごぼう抜き」とも言える光景は、動画「IUAA Womens 4 x 400m Relay Final – What a Finish!!」で確認可能だ!

アイルランドで行われた試合
驚くべきレースとなったのは、アイルランドの大学生の試合だ。種目は1600メートルリレー走で、7チームによって競われた。そして驚くべき展開となったのは、最後の一周のことである。

・最後の400メートルで起きた奇跡
先頭がバトンを繋いだシーンを見たらわかるだろうが、2番手までの距離は50メートルほど開いている。これは言うまでもなくセーフティーリード。そう簡単に詰めることができないのは、誰の目にも明らかだろう。……ところが!
勝負の結果は終わるまでわからないと言うように、最後の400メートルでドラマが生まれたのがこのレース。というのも、先頭との距離がグングン詰まっていくと、ズバッと抜き去ってしまったのである!

・前代未聞のラストスパート
だが、本当にスゴいのは直線を向いてからなので、最後まで目を離してはいけない。競技は違えども、画面外から飛んでくる末脚はまるでディープインパクトのよう。「前代未聞のラストスパート」と言える奇跡は、ぜひ動画で確認して欲しい。