「花道のよう 悔いの残らないレースできた」

引退?野口みずき 笑顔と涙の23位



 
リオデジャネイロ五輪女子マラソン代表の最終選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソンは13日、ナゴヤドーム発着で行われ、04年アテネ五輪金メダルの野口みずき(37=シスメックス)は23位に終わるも、笑顔でゴールした。

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 フルマラソン熱中症で途中棄権した、13年8月の世界選手権以来、約2年半ぶり。スタートからペースが上がらず、先頭集団から引き離される展開で終始苦しい走りだったで、タイムは2時間33分54秒。「30キロ過ぎから走っている人から沿道の人まで応援してくれて、花道のようだった」とゴール後は笑顔と涙が入りまじった。

 野口は11日の会見で「私にとって、最後の五輪に向けての挑戦。悔いの残らないよう、強い気持ちを持って挑みたい」と話し、リオ五輪に届かなければ、引退する可能性が高いとみられているが「今後のことは分からないが、悔いの残らないレースができた。モスクワで棄権したことが心に残っていたので、ゴールできてよかった」と話した。