「負けられない」

野口、“後継者”にメラメラ!21歳岩出には「負けられない」/マラソン

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13日号砲のリオデジャネイロ五輪最終選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソンナゴヤドーム発着、午前9時10分スタート)に出場する野口みずき(37)=シスメックス=が12日、名古屋市内で最終調整。初対戦の同じ三重出身の岩出玲亜(21)=ノーリツ=に「負けられない」と闘志を燃やしつつ、期待を寄せた。

 2004年アテネ五輪金メダリストがかつての自分をだぶらせた。名古屋市内の宿舎近くで最終調整を終えた野口は同郷の後輩でもある岩出へエールを送った。

 「物おじしないし、目力がすごい。私も増田明美さん(スポーツライター)から『目で走っている』といわれたことがある。応援しています」

 岩出は14年の横浜国際で日本女子10代最高記録の2時間27分21秒をマークした新鋭。引退をかけて今大会に臨む先輩とのレースに21歳は「野口さんを目指したい。憧れの選手と同じ舞台で走れることはすごく光栄」と心待ちにした。

 ペースメーカーは1キロ3分23秒前後で30キロまで引っ張り、順当ならタイムは2時間23分前後となる。代表枠3のうち伊藤舞大塚製薬)が内定。大阪国際を制した福士加代子(ワコール)は2時間22分17秒をマークしており事実上の内定済み。残る枠は1。代表切符を手にするため日本勢1位が条件で、同郷の後輩に勝たなくてはならない。

 「うなぎを食べて、力をつけます」と約2年7カ月ぶりのフルマラソンに備えた37歳のベテラン。「負けられない」と闘志を燃やす“後継者”との一戦で集大成をみせる。