京都府民総体市町村対抗駅

                                          
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                3年ぶりとなる優勝のゴールテープを切る京都市のアンカー大西洋彰

    京都市が3年ぶり11度目V 

第38回京都府民総体市町村対抗駅伝は14日、福知山市の三段池公園を発着する男女混合8区間36・309キロで22チームが参加して行われ、京都市が1時間54分49秒で3年ぶり11度目の優勝を飾った。宇治市が2位、亀岡市が3位だった。


 京都市は3区の大西毅彦(アラタプロジェクト)が区間賞の走りで先頭に立ち、1分16秒のリードを奪った。後続も首位を守り、2位に2分20秒差をつけて圧勝した。
■3区逆転大きく「貯金」

 日本のトップレベルで経験を積んだスピードランナーが、京都市を3年ぶりの優勝に導いた。

 立役者となったのは3区の大西毅。1秒差の2位で走りだすと序盤で逆転。さらにリードを広げ、区間賞の走りで1分16秒もの「貯金」をつくった。北稜高、京産大時代に全国大会で活躍し、実業団のNTNでは日本選手権1500メートル5位入賞の実績を持つ。「本調子でない選手もいるので1秒でも早く走ろうと思った」

 若い選手たちも活気づいた。全国男子駅伝代表の4区松山旭良(岡崎中)や6区諸冨湧(深草中)、全国中学駅伝を2連覇した桂中の7区小林舞妃留が着実にリードを広げた。「落ち着いて走れた」と口をそろえた。
 
各世代に実力者をそろえた今回、前日ミーティングで選手たちは「優勝を奪回する」と士気を高めた。1区渡辺恵美(京都光華女大)が区間賞発進するなど序盤から主導権を握り、塚田佳孝監督(京都光華女大職)は「みんなの決意が強かった」と振り返る。双子の弟でもあるアンカーの大西洋彰(アラタプロジェクト)をゴールで出迎えた大西毅は「一致団結の力です」と喜んだ。