大文字駅伝

大文字駅伝、コース変更8区間に 16年の第30回大会


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大文字駅伝コース
 
京都市内の小学生が健脚を競う「大文字駅伝」が来年2月の大会で30回の節目を迎えるのに合わせ、コースやチーム数を変更することなった。急勾配の狐坂(左京区)を含む2区間を廃止し、従来の10から8区間に減らす。また、30回記念枠として出場チーム数を前回の48から53校に増やす。

 1987年に7区間(10・661キロ)で始まった同駅伝で区間を減らすのは初めて。廃止する2区間は狐坂の上りを含む4区(1・509キロ)と下りの5区(1・286キロ)。いずれも急勾配のため小学生には負担が大きい難所であり、この坂に対応できる走力を養うために練習が過熱気味な学校もあった。市教委体育健康教育室は「激しい練習によるけがなどの影響を回避する狙いで坂道走行を廃止することにした」としている。

 全般に児童数が減少している現状を踏まえ、8人でチームを編成しやすくする狙いもある。従来通り男女混成とし、男女各4人で編成する。総距離は前回より約4キロ短い12・385キロとなる。
 
一方、30回記念として設ける5枠は予選を実施している各支部の児童数に応じて配分し、中京、南、山科、西京東、伏見西の各支部で一つずつ増える。市教委は31回大会以降もこのコースで実施する方針。チーム数は検討する。
 
本大会は来年2月14日。10月29日の中京支部を皮切りに各支部で予選が行われ、11月中には53チームが出そろう。