恋と愛の違いって?

恋は花火、愛はろうそくの炎

愛と恋の違いって?

愛と恋の違いって?
恋と愛は似ているようで本質が違います。今回は、恋と愛の違いについて紹介します。

「どんな人なんだろう?」「もっと知りたい!」という好奇心が、“恋の炎の着火材”になることは多いものです。
ただそれは、あくまでも恋。相手がどんな人かを知った後、興味を失い、恋心が薄れることはよくあること。
つまり、恋は花火に似ていて、寿命は短いものなんです。

では、愛はどうでしょうか?
愛は、相手を知り、理解し、リスペクトして、相手を深く受け入れたいと思い始めるところから始まります。

それは花火のような恋とは違って、ろうそくの炎のように静かに長く燃え続けます。

巷の恋愛には、恋から愛に変わるパターンもあれば、恋のまま終わることや愛から始まることもあります。

愛になるか否かは、お互いの魅力次第。
恋から愛に変わるためには、お互いに着火材以上の魅力がないと、終わってしまうものなのです。


これで言うと、「恋愛テクニック」は、恋の炎の着火材に過ぎません。

つまり、恋愛テクニックは、相手に好感をもたせ、自分に興味を持たせるためのもの。
そこに本当の愛情があるわけではありません。相手に本当の愛情を抱かせるものでもありません。

何度も言うように、恋は花火です。すぐに消えます。
だから、二人の恋愛をろうそくの炎のように長続きさせたければ、相手に好意や興味をもたれてからが勝負です。
相手に長く愛されるためにも、本当の愛情と魅力を持つことが必要なのです。

恋の方が大事な人も!?

結婚するときは、恋から愛へシフト!

結婚するときは、恋から愛へシフト!

恋は楽しいものではありますが、愛の尊さはありません。
でも、恋をエネルギーにするタイプの人もいます。そういう人たちにとって、恋は必要不可欠なものです。
もし愛よりも恋の方に価値を見いだすのであれば、数々の恋の花火をし続ける(=恋愛遍歴を繰り広げる)しかないでしょう。

ただ、それがいけないと言っているわけではなく、花火が楽しかったら、好きなだけ遊ぶことも大切です。
そのうち飽きてきて、静かなろうそくの炎に癒されたくなるときがくるかもしれないからです。

そのときに感じるろうそくの優しい炎は、花火を欲しがっていた頃の自分が感じるものとは明らかに違うはずです。
そういった自分の変化を知るのも、歳を重ねる楽しさかもしれませんね。

求める恋と与える愛

本当の愛情は持てば持つほど幸せに!

恋をしたいけど、結婚もしたい?

もし今後、結婚を考えているのであれば、求めるものを恋から愛へとシフトしていく必要があります。
恋のままでは、結婚まで至ったとしても長続きしないからです。

思想家のジューベールの言葉に、「心が激している時には人は誤って愛する。本当に愛するには、落ち着いて愛さなければならない」というのがあります。

「結婚」というワードに舞い上がったり、燃え上がる恋心を持って突き進んでしまったりする前に、一度、冷静になって考え、判断するように心がけましょう。

本当の愛情は持てば持つほど幸せに!
「恋は下心、愛は真心」とは言われるものです。
この場合、恋と愛の漢字の心の位置が下(恋)と真ん中(愛)にあることから、こう言われていることもありますが、実際もそれに近いところはあります。

恋は、相手を好きという思い以上に、相手に好かれることを求めがちです。
逆に愛は、ただ、ただ、相手を愛する気持ちを大切にします。

愛とは無償です。見返りを求める時点で、100%の愛とは違います。


では、求める恋と与える愛では、どっちの方が幸せなのでしょうか?

相手を「自分のものにしよう」「自分の思い通りにしよう」と思えば思うほど(=恋)、望み通りにならず自分を苦しめますが、「ありのままの相手を受け止めよう」と思えれば(=愛)、楽しくなります。

つまり、本当の愛情は持てば持つほど、幸せを感じられるものなんです。
それは、相手に求めなくても、愛はすでに自分の内側にあるからです。


恋と愛は似ているようで、本質は違うものです。
あなたが手に入れたいのは恋ですか?それとも愛ですか?