世界陸上マラソン代表

川内、二岡ら選出=「入賞は最低限」

時事通信


 日本陸連は28日、今秋の世界選手権(ドーハ)マラソン代表を発表し、男子は川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)、二岡康平(中電工)、山岸宏貴(GMOアスリーツ)、女子は谷本観月(天満屋)、池満綾乃(鹿児島銀行)、中野円花(ノーリツ)が選ばれた。

 川内は2大会連続4度目、他の5人は初出場。いずれも9月15日の東京五輪代表選考会、マラソングランドチャンピオンシップMGC)の出場権を得ているが、世界選手権と日程が近いためMGCには出場しない。

 50キロ競歩代表も発表し、男子は20キロの世界記録を持つ鈴木雄介富士通)、勝木隼人、野田明宏(ともに自衛隊)、女子は渕瀬真寿美(建装工業)が選出された。

 川内は東京都内で記者会見し、「プロに転向した以上、入賞は最低限果たしたい」と決意。酷暑を避けるため午後11時59分の深夜スタートだが、「(現地の)夕方ぐらいに起きて走ってみようと思う。問題なくやっていける」とプランを明かした。競歩の鈴木は「メダルを取って東京五輪へ弾みをつけたい」と意気込んだ。